こないだバイト先であったちょっとした出来事。
僕のバイト先、アジアンカフェ”クマリ”のキッチンで働いてるHさん(31歳)という先輩がいる。
Hさんは地元密着型系のお笑い芸人さん(ボケ)で、
普段はお笑いライブやったりラジオ出たりしてる。
ちょっと変わった独特の雰囲気な人。
そのHさんとこないだバイト後にビール飲んでたときのこと。(まかないでビール。)
二缶ずつくらい空けて、気持ちよくなり始めたとき、Hさんが、
「おれ来年仕事辞めようかな」
ってつぶやいた。
前にウチで働いてたネパール人が帰ってくるから、キッチンはだいぶ楽になるらしく、それがキッカケで考え始めたらしい。
「一度全部まっさらな状態にしてみたい。お笑いも、相方も、彼女も、仕事も、人間関係も全部リセットして。」
「大阪に行きたい。お笑いで一発当てるとか、そういうのではなく、やっぱり大阪のエネルギーに魅力を感じる。」
31歳のHさんの同期の人たちは、だんだん”守り”に入り始めてしまったらしい。
家庭や社会的地位、安定や老後、そういうシガラミに飲み込まれて、
積み上げてきた守るべきものも増えて、だんだん足が重くなる。
それを否応無しに感じてしまうからこそのリセット。
そんなことを言っていた。
31歳。
もうすぐ21歳になる自分にとって、それはちょうど10年後。
10年後の自分。
確かに明確なイメージは及ばない。
けれど、なんとなくだけど、Hさんの言っていたことはわかる気がする。
守りにはいることを一元的に批判したい訳じゃあない。
ただ
この与えられた、一度きりの人生を、
刺激もなく想定外もなく挑戦もなく終えてしまうことには
恐怖すら感じる。
”フットワークは常に軽く。”
自分の中でこれは一個のキーワード。
心の中の 大事な言葉フォルダ に保存しておきたい一言。
動けなくなるのは死んだとき。
それでいいじゃん。
ぺろり。
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