2011年11月28日月曜日

変わらないもの。



ふと思い出した浪人期の話。


朝、新潟駅おりて代ゼミに向かう途中、セブンイレブンの向かいに「新潟の民芸品」みたいなお店があって、

今のご時世、そんなもんがこんな若者集う駅前で需要あるのかな?もうけあるのかな? 

なんていつもいらん心配していた。

で 

ある日いつもの道を歩きながらふと見たら
 、



案の定店じまいしてて、店舗募集中の紙が貼られていたのに気づき、ちょっと悲しい気分になった。 






最近よく「世界が均一化されてる」なんていうグローバリゼーションの負の側面みたいな話を耳にするけど 、

こういうのもその一端なのかもなって思った。

戦後の日本はどんどんどんどんアメリカをおっかけて アメリカ至上主義みたいなのに陥って 、

自国の長い歴史の中で築いてきた伝統的なものを 軽視するようになった って事実は少なからずあるように感じる。 

こと文化に関して言えば 

浴衣 みたいな上手く現代社会に適応されて受け入れられてるものもあれば 、

まったくすたれてしまい、後継者探しもままならないような地方伝統工芸産業なんかも存在するわけで 、

それが良いとか悪いとかは別にして 、

こうやってどんどん物事ってのは変わっていってしまうのか 

なんて考えてしまった。 


僕の主観では 世の中にはそれこそ、 

「変わっていいもの」と「変わらなくていいもの」 

ってのがある気がする。 

たとえを挙げるなら 

前者は 

日本の国内における政治体制であったり、国際社会における日本のポジション的なものであったりして 

後者は 

過去から受け継がれてきた地球環境であったり 

みたいな。 

そして

これは人間にもあてはまると思う。 

大学行って変わったり、留学して変わったり、誰かと出逢って変わったり、何かを見て変わったり、 

こんな短い一生のなかでも人はどんどん変わっていく生き物なわけで、 

それが正の方向に変化するには 、

やっぱり「変わったほうがいい自分」ってのと「変わらないほうがいい自分」ってのの 

調和ってか区別がとれることが必要だって感じる。 

より素晴らしい人間に、より周りを惹きつけられる人間になれるように 

アイデンティティとはまた違った意味での「自分らしさ」ってのを 

しっかりと考えて生きていくのも大切なんかな 



なんて、そんな物思いにふけってしまう1日なのでした。

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