2014年12月11日木曜日

pay it forward〜ギフト経済という考え方〜



まずはこの動画を観て頂きたい。

「ギフト経済」という考え方がある。


先月末上京した時に友人の星川、そして彼に紹介された ユウ君に 教わった。


例えばレストランでチップを払うことがあるが、そのチップというのは享受したサービスそのものに対して 支払われる。ギフト経済的な考え方では、そのチップを「あなたはこんなにも素晴らしいサービスを提供してくれた。是非、次のお客にも同じようにしてあげてください」と、そんな意味合いがチップにこめられるのだ。

概ね彼はこんな説明をした。僕自身、以前に「チュニジア〜take and give は人生の指針足り得る論〜」というタイトルで書いたように、


give and take」 が無理なら「take and give」。与える相手と受け取る相手が違っても良いことから生まれる、円のような、あるいは時間軸を貫いた螺旋のような循環。


というギフト的な循環に見いだすものは大きく、そう記した4ヶ月前から、このgiveとtakeに関する僕の考え方や理想は変わっていない 。それもあって、ギフト経済という考え方に−−−あるいは別段新しい概念ですらなく元々共同体に組み込まれた遺伝子のようなものなのかもしれないが−−−どこか惹かれる自分がいた。

そして今日の昼休みのことだ。

いつものようにテザリングでiPadをネットに接続し、ニュースやPocketに溜まりまくった記事を読んでいたら、「ギフト経済ラボ(http://giftjp.jimdo.com)」というサイトを見つけた。若干、サイトのデザインが怪し気ではあるが、イントロを読んでみると「ギフト」に理想を見いだし、更には実践の場に持ち込んでいる人もいるのだなあと、どこか暖かな気分になった。

もちろん、今日世界が抱える諸々の経済的な問題を全てギフト的精神論で解決や緩和できるとは思わない。そこまで僕はヒッピーではない。ただ、「ギフト」は意識下に眠らせておくだけでは勿体ない考え方で、単なる動機に留まらない、これからの時代における何かヒントの欠片を感じる。

Pay it forward.いつか朽ちる身だからこそ、美しい調和を目指したいものだ。

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