モロッコ編スタート

いつもブログ見て下さってありがとうございます！あきらです！

今マラケシュにいます！マジでアラジンの世界です！魔法の絨毯売ってました！嘘です！

と、wi-fi環境がすこぶる良いので、アップできるうちにブログ更新していこうと思います。旅ブログは鮮度が命。できるだけリアルタイムで頑張ります。

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アブダビ空港から約１０時間、飛行機でカサブランカへ飛んだ。

疲れていたのか離陸前に寝てしまい、気づいたら空の上。窓から外を見ると、雲が海みたいに浮かんでる。標高１０キロの空は、青ってより黒かった。宇宙が近いのかなあ、なんて思ったり。

雲の切れ間から海が見える。雲の影が海に浮かぶ。

飛行機なんてもう何十回も乗ってるはずなのに、今までで一番綺麗な空だった。

最初スペインから船でのモロッコ入国も考えていたが、飛行機でよかったのかもしれない。北アフリカを上空から見れたから。赤茶けた大地に健康サンダルの足ツボ刺激するアレみたいな、山ってより丘がもこもこいっぱいあって、地図とリアルの距離が自分の中で近づいた気がした。
カサブランカ到着は夕方６時半ころ。丘が夕日を受けて、半面だけ茜色に染まっていく景色がとにかく美しかった。

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カサブランカからは電車を使ってマラケシュまで移動。カサボヤージュ駅で仲良くなったモロッコ人青年サミエールは「NARUTOとBLEACHが大好き」と言っていた。アニメも漫画もモロッコでも若い世代から人気らしい。日本のサブカルチャーの強さは異常。

そういえばアメリカ留学時代もTVの深夜放送で「バキ」やってたなあ、需要あんのかアレ。

ちなみにモロッコの医学科は７年だって。

サミエール、「週末なら仕事ないからマラケシュ案内できるよ！」って電話番号くれた。荷物も持ってくれたりして、マジいい奴。

モロッコだけじゃないけど、けっこう「親切を金で売る」ようなコトしてる現地の人って多いんだよ。観光地は特に。「案内してやったから金よこせ」的なのは、最初に「金なんかいらないよ」って言ってる奴に限ってよくやる必殺技。

だから正直サミエールのことも疑ってかかってた。そんな自分がなんかすごく汚いなあ、って思ってしまう。善意を純粋に善意として受け取れなかった。「信じること」と「疑うことの放棄」は同義じゃないって思ってるけど、なんだか考えてしまう。

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電車は意外に快適。１等２等あるんだけど、２等で十分。モロッコの夜は想像以上に冷える。Tシャツ＋パーカーで薄ら寒いくらい。

マラケシュには深夜０：００に到着。有名なフナ広場まで行こうとするも、TAXIの相場が分からない。駅員が「１００DHくらいだよ」って言うから５０DHまで値下げさせて乗ったけど、２０DHとかでよかったみたい。ふぁっく。

フナ広場は深夜とは思えないほど人が多かった。「ジャパン？」って言ってみんな声かけてくる。客引き・ハシシ（大麻のこと）の売人がほとんどだけど。

ホテルは路地に入るといくらでもあって、後で知った話だけど非公式的なホテルも含めると、マラケシュ全体で２０００はあるとか。

僕はtrip and friendってホテルを探してた。twitterで出国前からちょいちょいやりとりしてた日本人大学生のサクラちゃんが泊まっていてオススメと言っていたからだ。

だけどこのtrip and friend、マジで分かりにくい。ってか絶対見つけらんない。人に聞きまくったけど、誰も場所を知らず。ってかまず英語通じない。

仕方なく大体の方向へ歩いてくと・・・

見事に迷った！

メディナってマジで迷路。ほんと気をつけたほうがいい。夜は変な輩も声かけてくるし。一番怖かったのは野良のシェパード犬。怖すぎてカメラも向けらんなかった。

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ネットカフェを見つけて少しパソコンいじったあと、仕方ないし野宿でもするか、と広場へ赴く。

と、乾燥系の果物売ってるオジサン２人組が「こっちこいこっちこい」ってやってくる。まあ暇だし、とか思いながらへろへろ～と呼び寄せられる僕。

オジサンの１人は英語上手で、オジサンたちがナツメヤシを枝から切り落として陳列する作業してる間、だらだら話してた。

ナツメヤシ味見させてくれたりして、「お礼にお金ないからジャパニーズソング歌うよっ」って言ってミスチルの終わりなき旅をひいてみた。

『初弾き語りは、モロッコ・マラケシュです』

将来ビッグになったらTVインタビューで言おう、そう思った。

オジサンたちはちゃんと聞いてるのか聞いてないのか知らんけど、ベリーグッドベリーグッドと褒めてくれた。道行く酒も飲んでないのにテンション高いモロッコ人たちがノってきたのも楽しかった。

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結局夜は路地裏のホテルに宿泊。ガイドブックなしの深夜のホテル探しって大変なんだなあ、と実感。朝３時とかだしね。閉まってるわそりゃ。

ダブルルームしかなくて、一泊１４０DH（あ、ちなみに１DH＝約１０円です）って言われたけど、粘って無理矢理シングルの値段７０DHまで値下げさせた。

でもチェックイン朝３時だったし、なんだか損した気分。部屋は小奇麗だったから、まあいいけど。











シーツの寝袋に入り、明日何しようか考える。


マラケシュには何があるのか、まったく知らない。


朝、太陽が昇ったら、街はどんな姿を見せてくるんだろう。


そう思うとワクワクしてなかなか眠れなかった。











追記　モロッコはビザなしで３ヶ月滞在できる代わりに、空港からの入国の際は帰りのチケットが必要、って聞いてたから往復チケットとって復路破棄するつもりで意気込んでたのに、普通にチェックありませんでした。僕だけかもしれないですが、一応参考までに。

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