たった今、10ヶ月間お世話になったバイト先で最後のシフトを終えてきた。
10ヶ月間、ほんとにあっという間だった。
11ヶ月前、秋田大学受験前日、会場の下見に向かうバスの中で、「インド・ネパール料理 クマリ」と書かれた看板がふと窓越しに目に入った。
「もし受験受かったらここに来てみよう」、そんなことを考えていた。
運良く大学に受かり、人よりちょっと早く秋田にきた僕は早速ランチを食べに行った。
やや暗めの店内は、木製の椅子やインテリアなど、センスあるエスニックテイストで飾られていた。
カレーも美味しかった。インドを放浪したとき食べた、あの懐かしい味だった。
会計のとき、当たって砕けるつもりでバイト募集してないか聞くと、2日後に面接してくれた。
インド好きをアピールしまくったのが功を成したのか、雇ってもらえることになった。
初めてのバイトで右も左も分からずの僕に、タマネギの剥き方からスパイスカレーの作り方まで、少しずつ色々教えてくれた。
学生は僕一人だったが、逆にそれが良かった。
芸人されてる先輩やネパールのスタッフさんからたくさん話を聞いた。
まかないも毎回腹一杯になるまで食べさせてくれた。
今考えてみても、ほんとに自分に合ったバイトだったと思う。
ただお金をかせぐための手段が目的化したようなバイトとは一線を画した、学びある時間を過ごせた。
本当に感謝。
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