ザンジバル～白のヌングイ～

ストーンタウンの次に僕らが向かったのは「ヌングイ」というザンジバル島北端に位置する田舎町。道路沿いの景色は町というより村といった風情であったが、ひとたびビーチへと繰り出せば高級ホテルとレストランが連なるザンジバル屈指のリゾート地だ。

ヌングイは極めて居心地が良く、「あともう１日」などと毎日呟きながら予定よりも長居してしまった。何がイイかって、まず宿がイイ。マゴロゴロゲストハウスはラスタマン達が朝からガンジャに入り浸ってるインモラルな雰囲気漂う宿で、茅葺屋根の建物の２階にテントを張ることができる。トイレは清潔、キッチンも完備、極めつけはバーとキャンプファイヤーのサービス。これで居心地が良くないわけがない。

ビーチもヌングイの白さは別格だった。海草やウニの類が少ないので、透き通るようなブルーの中を気持ちよく泳げる。カップルの欧米人がいささか多い感はあるものの、毎日をのんびり過ごすには打ってつけの環境だろう。ダイビングなどのマリンスポーツ店も充実しており、僕も三原とパラセーリングをしてきた、タンデムで。

また、観光客が多いと言えど、白の海岸線に沿って少し散歩でもすれば、地元の人々の暮らしが見えてくる。ひよこを連れて歩き周る雌鳥、白壁が眩しい家々、時に巨大なエイが並べられる魚市場、雰囲気良くレゲエが流れるバー、魚が美味いローカル定食屋…ビーチに飽きたら散策してみるのもオモシロいだろう。




…と、何を書こうかも決めずここまで綴ってみたのだが、如何せんネタがない。毎日ハンモックの上で欠伸しながらダラダラしてたので当たり前ではあるが。ただこのヌングイはおススメ。ジャンビアーニとは比べものにならない程美しいビーチは実に想像以上だった。ストーンタウンからダラダラで１時間ほど、とアクセスも良いので、ザンジバル訪問の際は是非足を運んでみて欲しい。